ブログで読まれた本の感想を書かれておられる方がいらっしゃるが、いつも偉いなぁ〜と感心する。
活字離れが叫ばれて久しいが、私も”読書”というものから完全に離れてしまっている。
子供の頃は、シャーロック・ホームズや怪人二重面相等の探偵モノが大好きで、ワクワクしたり、謎解きを考えながら読んでいた。
当時の本は今よりも挿絵が少なく、文章ばっかりだったが、読み進むうちに活字の中から色々な世界をイメージ(妄想)していたように思う。
そして、主人公の声や町並みの空気まで感じるようになると、まさに体感している気になる。
ハッハッハ、明智くん、また会おう。(言ってたか?)
のセリフ一つとっても、その声や言い方だって無数に広がるし、情景だって読むたびに変えることが出来る。
一方のレコード音楽鑑賞もこれに似たようなもんで、生でなければ味わえないものもあるが、見えないからこそ、音楽を聴くことによって見えてくる世界があるように思う。
また、LDやDVDの登場により、オペラやコンサートの様子を見ることが出来るようになり、これらの作品がより身近になったり、新たな魅力を得たのは事実だが、その一方で、無限に広がる世界が限定されてしまうのも否めない。
ましてや、いくら愛らしい蝶々さんを熱唱しても、カツラや着物を着たテバルディには違和感を覚えるだろう。

”見えない”ということが、より聴覚を鋭くさせ、妄想の世界で”見える”ようになると、音楽鑑賞として、より充実したものにさせる気がしてならない。
そして、この魅力を嗅ぎ取ってしまったら、すでにその虜となって抜け出せず、また一人妄想族の出来上がり!となる。
読書と音楽鑑賞、どちらも見えないものを見ようとすることから、妄想族を生み出す点に関し、非常に似ていると思うのですが、如何でしょう?
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しばらくの間、仕事の都合で帰りが遅く、週末しかブログを見ることが出来なくなりそうなので、コメントを入れて下さった方々へのお返事が遅くなると思います。何卒お許しください。
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