2010年04月27日

英EMIのレーベル変遷(その5)

 
今回も英HMVのレーベル変遷の続き。

英EMIは旧ソ連のメロディアと提携関係にあり、メロデ
ィア録音をASDナンバーで発売した。

ASDのレーベルデザインがSC、カラースタンプ、白黒
スタンプと変わっても、このメロディア・EMIレーベル
はこのデザインで統一している。

6ASD2407.jpg
6.メロディア・EMI(ASD2407)

録音のためか、ロシア系の曲、演奏者のためかは分からな
いが、独特のいい意味で泥臭い音が聴ける。

このレーベルは、ワンポイント的にASDナンバーに入っ
ている。


ASDナンバーでSC(セミサークル)の次に来るのがこ
のデザインで、カラースタンプニッパーとか1stカラー
スタンプ、スタンプの代わりにボックスなどと呼ばれる。


7ASD2518.jpg
7.カラースタンプニッパー(ASD2518)

次回でも紹介するが、カラースタンプは2種類あり、最初
は外周に白いリングがないのが最初。

ASD2479〜2804辺りがこのレーベルで2805
は6.のメロディア・EMIレーベル。

1967年、英EMIは編成替えを行い、HMVにクラシック
部門を集約した。

これにより、コロンビアのSAXナンバーがなくなり、そ
の一部は新たにASDナンバーにリカッティングされる。
このため、クレンペラーの名演等が再発され、ASDナン
バーとしては初版レーベルでも、実際は再発盤というのが
結構ある。(バッハのマタイや、ベートーヴェン等)

この頃からワイドレンジ傾向になってきて、50、60年代の
音から70年代の音へと徐々に変化していく。

ジャケットにも、レーベルにも”EMI”と入っているので、
英HMVより、英EMIという方がいいのかも知れない。


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posted by メタボパパ at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | レーベル EMI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月26日

英EMIのレーベル変遷(その4)

 
今回は英HMVのレーベル変遷の続き。

SC(セミサークル)とかハーフムーン、半円ニッパーな
どと呼ばれ、ASD576〜2478辺りがこのデザイン。
最も美しいと思うWGからガラリと変わってしまったのが
残念でならない。

このレーベルには大好きなデュ・プレや、高価で買えない
バルビローリのマーラー:交響曲第9番や、シューリヒト
のブルックナーの交響曲といったものが含まれる。

英コロンビアのSCは”COLUMBIA”の文字に音符だが、
英HMVは”HIS MASTER'S VOICE”にニッパーでこちらの
方がデザイン的に好きだ。

このSC盤も”音がいい”レコードで、このレーベルでも
外れを引いたことがない。

手持ちのレコードを見ると少なくとも3種類ある。


3ASD2301.jpg
3.SC:ざらつき&くすみ(ASD2301)

このざらつき盤はグラモフォンコードG/Gで2G/3G。

他のSC盤と比較すると表面がざらついて、写真では白っ
ぽく写ってしまっているけど色目もくすんでいる。

ざらつきとかの分類はどこを見てもなされていないため、
便宜上付けたものなので一般的には通じない。


次は同じくすみ盤でもちょっと違う。


4ASD2331.jpg
4.SC:くすみ(ASD2331)

このくすみ盤はグラモフォンコードM/Mで1G/1G。

上記3.のようにくすんではいるのだが表面はざらついて
いない。


その次が最も流通していると思われるこのタイプ。


5ASD2466-1.jpg
5.SC:ツルピカ(ASD2466)

このツルピカ盤はグラモフォンコードG/Gで1G/4G。

ざらつきがなく、絵柄、文字がハッキリ、クッキリしてい
て、表面がツルっとしているのでツルピカと名付けた。

SCの比較的初期の3ケタにこのタイプが多いので、この
3タイプがどういう順番なのかは不明。


音はどうなの?ってところが肝心なのですが、同一レコー
ドのタイプ違いを持っていないため比較できず、どれがい
いのか分からない。

しかし、どのタイプも魅力的な音が詰まっていて決して期
待を裏切らないし、この分類をよそで見たことがないので、
世間でも音質差がないと思われているのだろうから、どの
タイプだとしてもご安心を。


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posted by メタボパパ at 00:10| Comment(4) | TrackBack(0) | レーベル EMI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月25日

英EMIのレーベル変遷(その3)

 
今回は英コロムビアに続いて英HMVのレーベル変遷。

英グラモフォン系の英HMV。これは”HIS MASTER'S VOICE”
の頭文字をとってHMV。

トレードマークは有名なニッパー君。このデザインは亡くなっ
た主人の声を聴いている。という説と、亡くなった主人の愛聴
盤をかけると、主人を偲んで耳をかたむけるという説がある。
また、両方とも全くのデマだという説もある。

個人的にはたとえウソでも亡くなった主人の愛聴盤をかけると、
主人を偲んで耳をかたむけるという説を信じたい。

英コロムビア編でも書いたが、英HMVも魅力溢れるサウンド
で英コロムビアより密度が高く、重量感を感じる。

数あるレーベルの中でもっとも美しいレーベルだと思っている
のがWG(ホワイトゴールド)、海外ではGC(ゴールドクリ
ーム)とも言われている。

最初期はこの美しいレーベルで始まる。ASD251〜575
が本レーベル。

1ASD252.jpg
1.WG:凹凸あり(ASD252)

形状は英コロムビアと同様に凹凸のある1.とない2.の二種
類ある。(上記1.で金のリングの少し内側の線。)

2ASD521.jpg
2.WG:フラット(ASD521)

凹凸盤の方が弦の重なりを感じ、重厚な音で、フラット盤は高
域方向の伸びがあり、同じレーベルでも微妙に音が違う。

通常マトリックスナンバーの後につく付番が1だと初版だ、と
言われているが、EMIの場合、グラモフォンコード呼ばれる
”G、R、A、M、O、F、H、L、T、D”の文字が内側の
無音部3時の位置に刻まれていて、Gが初版、GGが11版と言
われている。

上記ASD521のフラット盤でもRとT(付番はともに−1)
の音を比較すると、Rの方が厚みがあり、Tは少し線が細くな
るが高音の伸びがあり、凸凹盤の差と同じ傾向になるのが興味
深い。ちなみにRは180g、Tは160gと重量も違う。

とはいえ、微々たる差なので目くじらをたてるほどではないの
で、一応ご参考まで。


話は変わりますがCOLUMBIAはコロンビアと、コロムビア
のどちらが正しいのでしょうか? 読み方としてはコロンビア
の方がいいと思うのですが...


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posted by メタボパパ at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | レーベル EMI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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