2010年04月22日

英DECCAの珍しいレーベル 〜アンセルメ/フォーレ:ペレアスとメリザンド

 
まずは、よーく写真をご覧になっていただきたい。

SXL2303-1.jpg

何か気づきましたか?


このレーベルはED1なのでしょうか? それともED3?

”ORIGINAL 〜”で始まっているので、ED1なのですが、
このレコードには溝がない。

溝のないレーベルはED3か4。WBなのでED3という
ことになるのですが、その場合は”MADE IN 〜”になる。

こういうレコードはこれしか持っていないので、あくまで
推測ですが、ED1のレーベルを大量に作ってしまい、そ
の後、ED3の時期までED1のレーベルが在庫として残
っていたため、ED3でもそのまま使いこのようなレコー
ドが出来た。だから本盤のED2は存在しない。

もし、ED2をお持ちの方がいたら、

 持っとるでー!

とコメントをお願いします。

このレコードは最近ネットオークションで見つけたのです
が、珍しさだけで入札した訳ではなく、以前から欲しかっ
たのですが、めぐり合わせが悪く、なかなかゲット出来な
かった一枚。

フォーレの組曲「ペレアスとメリザンド」は同名戯曲の劇
音楽として作曲され、好評だったため、のちに3曲を組曲
とし、後に「シシリエンヌ」を加え全4曲とした。

この「シシリエンヌ」をはじめて聴いたとき、フルートの
音色が心の中に染み渡っていく感覚を覚えた。

特にアンセルメ盤は豊かで厚く美しい響きの中からフルー
トがスッと入り込んでくるので、CDの頃から何度も聴い
ているがいつも聴き惚れてしまう。

SXL2303j-1.jpg
アンセルメ/フォーレ:ペレアスとメリザンド
英DECCA SXL2303

ED1がオリジナルなのにED3でもいいのかというと、
いいわけではないが、デッカはEMIほど再発の劣化は大
きくなく、実際に十分魅力的な音質なので、そんなには気
にしておらず、何れED1が手元に来るのをのんびりと待
つつもり。


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posted by メタボパパ at 00:14| Comment(1) | TrackBack(0) | レーベル DECCA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

英デッカのレーベル変遷(その4)


今回はSETについて。

英デッカは当初、全てSXLナンバーで発売していた
が、オペラ、声楽、複数枚の組物をSETナンバーで
発売するようになった。(一部例外もある)

このSETもSXL同様、ED1〜ED4まであるが、
あまりにも混在しているためか、WBとNBの大きな
分類程度しか情報がない。

色はSXLの黒地に銀文字から、紫地に銀文字に変わ
っているが、デザインは同じ。

SET201〜434までがWBと聞いていたが、そ
の後、435−6のED3を見たことがあるので、こ
の後からNBになるのだと思う。

間違いが多いかもしれないが、これを基とし、情報が
得られたらその都度修正することにする。

ED1はSET201〜331辺り。ただし、ショルティ
の神々の黄昏(SET292−7)と、ワルキューレ
(SET312−6)はED2がオリジナルレーベル
らしい。

ED2はSET332〜384辺りが該当。

手持ちのSET382−4は382、383がED2
で384がED3(5G/1G)の混在もあり。

ED3はSET385〜436辺りが該当。

ED4は437〜。

ということにしておくが、例外も多いようなので、ご
自分の手持ちのレコードで、

 これ、違うよ。

というのがありましたら、ご連絡下さい。

私自身SET277−9は1面のみ5Gで他は全面1G
なのにED2だったりして、ED1があるのか、ない
のか知りたいくらいなのです。

以下にデザインのみ掲載する。

SED1.jpg
ED1(SET201〜331辺り)


SED2.jpg
ED2(SET332〜384辺り)


SED3.jpg
ED3(SET385〜436辺り)


SED4.jpg
ED4(437〜 )

2010.04.15改


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2010年04月07日

英デッカのレーベル変遷(その3)

 
今回はED4とデジタル盤の紹介。

ED1〜3は似たデザインだが、ED4になるとガラッと、デザ
インが変更され、”DECCA”の文字が小さく枠内に入り、
”FULL FREQUENCY STEREOPHONIC SOUND”の書かれた
帯(バンド)が狭くなるためナローバンドとかスモールデッカ
とも呼ばれている。

70年代に入り、ワイドレンジで低音の広がりなどは、明らか
に50〜60年代の録音を凌駕する点は魅力だが、音像が大きく、
自然な音場感が後退したのが残念。

食にたとえるなら、わずかな味付けで、食べ物本来の旨みを
引き出した料理から、スパイスの強い味付けに変わった感じ
で、一聴すると派手でいいのだけど、聴き続けるとやや食傷
気味になる。

4SXL6912ED4UK.jpg
4.ED4:英プレス(SXL6912)

英国プレス盤は、”DECCA”の上に”MADE IN ENGLAND”
の文字が入り、レーベルの大きさも一回り小さい。


5SXL6943ED4Du.jpg
5.ED4:蘭プレス(SXL6943)

オランダプレス盤は7時の位置に”MADE IN HOLLAND”と表
記されている。

オランダプレスが何番から始まるのか、はたまた混在してい
るのかは不明で、詳細をご存知の方コメントをお願いします。

ただ、両面1Gでもオランダプレス盤があるので、オランダ
盤の全てが再発ではないことだけは確か。

英プレスと蘭プレスの両方を持っている盤で音質を比較する
と、英盤の方が中域に膨らみがあって、より豊かに感じる。

ただ、この場合の蘭プレスは再発盤というハンデがあるので、
単に蘭プレスが劣るということではないが、蘭プレスで

 これぞ、高音質!

と呼べるレコードは持っていない。

蘭プレスなら、むしろデジタル録音盤の方に魅力を感じる。

SXDL7520.jpg
6.デジタル盤(SXDL7520)

デジタルになるとブルー地になり、デザイン的には明らかに
別物になる。

このショルティ/ムソルグスキー:展覧会の絵などは、その
代表ともいえる好録音で、金管の輝き、低弦のブルンとした
響きは聴いていてゾクっときます。(派手なのですけど)


kaorin27さんが、ED1の外溝について不足分を補って頂い
ております。(というよりこちらの方がためになります。)
是非ご覧になって下さい。


また、今回触れていないエース・オブ・ダイヤモンドのシリ
ーズやLONDONレーベル、ブルーボーダージャケット
(BB)のほか、アンセルメの多数の名盤等をご紹介してい
るホームページ @nabelab 渡邊研究室 もありますので、
こちらも覗いてみてください。


お二人とも、拙いブログにご協力頂き、深く感謝致します。


続く


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