2011年05月05日

ちょっとひと休み 〜バルビローリ/ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲


調整、調整、また調整で少々イヤになってきたので、ここでちょっとひと休みし、音楽を聴くことにする。

通常はシリアスに音楽を聴いて楽しむことが多いのだけど、いわゆる小品の名曲集をゆったりとした気分で楽しみたくなることもある。

そんなときには「カノン」とか「グリーンスリーヴス」を取り出すことが多いが、今日紹介するのもそんな一枚。

〜 ASD521j.jpg
バルビローリ/ヴォーン・ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
英HMV ASD521

このレコード、実は一度紹介しているのだけど、その時は「グリーンスリーヴスによる幻想曲」だったので、この曲はお初。

有名なのは「グリーンスリーヴスによる幻想曲」の方だろうけど、この「トマス・タリスの主題による幻想曲」も負けず劣らず魅力的でどちらも大好きな曲。

冒頭から、青々とした広大な大地に光が差し込み、照らされた朝もやが反射し、キラキラ輝いている情景が目に浮かんでくる。

低弦が現れると、この美しい大地の草花を揺らす風が、青い草木の緑の香りを運んでくれるのと同時に、どこかに土臭い力強さを感じさせる。

英国には寒い時期にしか行ったことがないので、このような風景を実際に見たことはないけど、妄想族お得意の技で、何度も見た気になっている。

この曲は16世紀の作曲家トマス・タリスの旋律を用いた作品なので、この風景は、もはや今の英国でも見ることは出来ないのかも知れない。

それでも音楽を聴くことによって、あたかも実際に体感したかのごとく感じることが出来るなんて素晴らしいと思いませんか?

やっぱり、音楽って素敵!

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2011年01月10日

集中して聴いていると見えてくるものがある 〜ショルティ/ワーグナー:神々の黄昏


ワーグナーの作品は長大な曲が多く、登場人物も多い上に複雑
な関係だったりして、きわめて難解。

対訳を一生懸命見ながらストーリーを追ったところで、なかなか
その全貌が見えてこない。

中でも「ニーベルングの指環」は上演時間が14時間以上にも
及び、4夜に分けられて上演される大作で、一生分からず仕舞い
で終わるのではないかと思っている。

どうせ分からないんだからとリブレットを見ないで音楽を聴く
方が、よっぽどワーグナーの言わんとすることが分かる(気が
する)。

「神々の黄昏」は「ニーベルングの指環」の第3夜、4部作の
シメの曲に当たる。

ということは「指環」を聴くぞ!と序夜の「ラインの黄金」から
聴き始めると、長すぎるのでなかなか最後の「神々の黄昏」
まで辿り着くことが出来ず、聴く頻度が最も少ない。

ということで、今回じっくりと聴いてみた。

〜SET292-6.jpg
ショルティ/ワーグナー:神々の黄昏
英デッカ SET292−6

あらすじはネット等で見ていただくとして、この曲を聴いてワ
ーグナーの意図を想像するに、愛というものは、地位や権力と
いった欲望の全てに勝り、神への信仰心をも凌駕する。

しかし、その強い愛の力こそ、実のところ、この世の中で最も
儚く脆いものだと伝えようとしたのではないだろうか。

熱烈なワグネリアンの方々からは

 何を言っているんだ。あいつは!
 「指環」を聴いて得たものはそれだけか!

とお叱りを受けるかもしれませんが、私にはワーグナーがそう
いう想いで作曲したように聴こえてくるのです。

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posted by メタボパパ at 21:51| Comment(4) | TrackBack(0) | レコード紹介:W〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月17日

妄想族 〜ショルティ/ワーグナー:ラインの黄金


欲しいものがいっぱいあるのに、買えない生活が続くと、状況
は変わらずとも妄想の世界で楽しく遊ぶようになった。

もしもスピーカーを代えたら、アンプを代えたら、朝起きたら
奥さんが変わっていたら等、いくらでも夢は広がるし、夢見る
だけならお金も掛からない。

迷惑も掛けない。と言いたいところだが、奥さんに

 もしも○○だったら、どうする?
 ○○買ったらいいと思わない?

と年中聞いているので、答えるのが邪魔くさいらしい。

 たまにならいいけど、毎日毎日飽きずに同じ様なことを聞い
 て来て、よく飽きないわね〜 時間の無駄!

と冷たく一掃される。

もっとも

 もし本当にドラえもんがいたら、何が欲しい?

とか

 実は中森明菜ちゃんと不倫してたらどうする?

等々、しょーもないことまで聞いているのでその態度は正しい
と私も思うし、多少反省もしている。

レコードやCDで音楽を聴いていると、映像がないのでスピー
カー間に浮かび上がる音像はあくまでイメージでしかない。

ジャケットや裏面から演奏家の顔は知ってはいても、その表情
の変化や仕草は聴き取った音楽から想像するしかない。

ワーグナーの舞台の雰囲気だって、そのオドロオドロしい音楽
から想像するしかない。

SXL2101j.jpg
ショルティ/ワーグナー:ラインの黄金
英デッカ SXL2101−3

しかし、その雰囲気は見えないがゆえに想像力によって、無限
に広がり、現実にはあり得ない世界を創造し、しかも実際に体
験したかのように感じることが出来る。

演奏家同士が呼吸を合わせたり、音楽に没頭しながら演奏して
いる姿が現実に見えてくるのだ。

香りを嗅いだり、肌の感触まで感じ取ったこともある。

ここまで来るとホラ話に聞こえるけど、年に数回しかないがこ
の瞬間の感動は何物にも代えがたく、この体験をしたいがため
に音楽を聴き続けているようなもの。

たまにそばで聴いている息子に、

 スゲー! 今、男の人が話しながら動いていたよ。

なんて言われると、うれしくなってしまう。

そんな私のことを、ウチの奥さんは、

 妄想族!

といって馬鹿にするが、笑わば笑えだ。

大きな音を出す点は暴走族と大差ないのかもしれないが、こち
らはある意味人畜無害だし、入るのも抜けるのも自由なので、
族を抜けるからといってヤキを入れられることもない。

どうです? 妄想族に入って、無限の世界を体験してみては。

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posted by メタボパパ at 21:06| Comment(6) | TrackBack(0) | レコード紹介:W〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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