2010年11月26日

IKEAへGo! 〜サージェント/ホルスト:惑星


コストコからほんの少し足を延ばすとIKEAがある。

リフォームで壁一面収納にする場合、作り付けでは50〜60万円
と言われ、何とか安くしたいのと、現物を見ないと色目が分から
ないので行ってみた。

リヴィングは明るい部屋を望んでいるので、木目の明るい色調
を探して店内を回っているとピッタリの色目を発見し、喜んで
値段を見てビックリ!

安すぎるのだ。

安いことが悪いわけではないが、本当にこの値段でいいのか、
耐久性等に問題がないのかとかえって気になった。

多少不安は残ったが、品質に問題がある商品をここまで大々的
に売るはずはないだろうと思い、次回来るときには、ドアの色
サンプルを持って色目を確認することにした。

初期盤の中でも英HMVのWG(ホワイト・ゴールド)のレーベ
ルデザインは最も美しく、その音も素晴らしいので人気の盤は
高価でなかなか手が出ない。

しかし、曲、指揮者によっては驚くほど安価で手に入るレコード
もある。

〜ASD269j.jpg
サージェント/ホルスト:惑星
英HMV ASD269

サージェントは英国を代表する指揮者ではあるものの、ボールト、
バルビローリ、ビーチャム等と比較すると人気は今一つだし、
幾分軽快な指揮は音楽を軽くする傾向になるのも事実。

また、ホルストの「惑星」は名演が目白押しなので、名前だけ見
ると本盤はやや見劣りする。

そんなこんなでこのレコードをエサ箱から見つけ出したときも、
もしも安価でなかったら、WGのレーベルでなかったらきっと
レジに持っていくことはなかったと思う。

しかし、第一音が鳴り出した瞬間、背筋がゾッとするほど沈み
込んだ雰囲気に圧倒された。

サージェント&BBC交響楽団の演奏は、派手さはなく、どち
らかといえば地味なのだが、落ち着きがあって慈愛に満ちてい
て実に素晴らしい。

安かろう、悪かろうに当てはまらないお買い得な一枚。

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posted by メタボパパ at 23:58| Comment(2) | TrackBack(0) | レコード紹介:E〜I | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月15日

敬虔なる調べ 〜 クレンペラー/ヘンデル:メサイヤ


昨日のマタイは特別なものだが、このヘンデルのメサイヤの美
しさも堪らないものがある。

ヘンデルといえば「水上の音楽」、「王宮の花火の音楽」が有
名だし、「オルガン協奏曲」などの協奏曲、その他オラトリオ
や、オペラを多数作曲している。

メサイヤはその中でも突出した傑作で、”ハレルヤコーラス”が
有名だが、それを含む受難と復活の第2部は緊張感、ど迫力、
そして敬虔な調べはマタイ受難曲と比べても勝るとも劣らない
ほどの魅力がある。

〜 SAN146-8.jpg
クレンペラー/ヘンデル:メサイヤ
英HMV SAN146−8

初めてこの曲を聴いたのがクレンペラーの演奏だったこともあ
るけど、その後他の指揮者で聴いてもクレンペラーを凌ぐ演奏
はない。

宝くじの当選番号確認のときにしか神頼みしない私でも、マタイ
やメサイヤを聴いていると、信仰心はなくとも音楽の力によっ
て心身ともに浄化されている気がする。


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posted by メタボパパ at 13:03| Comment(2) | TrackBack(0) | レコード紹介:E〜I | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月25日

どれがベスト?(その2) 〜 ボールト/ホルスト:惑星


昨日の続きで、エイドリアン・ボールトのLP4枚の聴き比べ。
二枚の米WESTMINSTER盤の比較では断然モノラルの
方がいい。

三番目は英HMVのSC盤。

3ASD2301j.jpg
英HMV ASD2301

久しぶりに聴くと「アレ?こんなだったかな」と思うくらいの
スローテンポ。弦、管、打楽器の呼吸がズレる箇所が所々目立
つ。聴き進むうちにテンポには慣れたが、ズレの違和感は最後
まで残り、聴き馴染んだ演奏だっただけに意外な結果。

音も本盤よりサージェントのWG盤の方が数段上なので、演奏
に違和感を感じてしまうと所有する必要性がなくなる。


最後は英EMIの白黒スタンプ盤。

以前、ビショップ=パーカー録音で紹介したもの。

4ASD3649j.jpg
英EMI ASD3649

前回以上にスケールの大きい演奏ながら、ビシッと決めるとこ
ろを決めるので爽快感もある。ゆったりと静かに音楽が淀むこ
となくスムーズに流れ、全曲を通じて一貫性があり、ここまで
徹底してもらうと聴いていて気持ちいい。

録音も派手な感じが控えめできわめて自然。決してレンジが狭
いのではなく、必要ならばいくらでも出せますよ。みたいなゆ
とりと底力を感じる。


4種の比較では78年録音の演奏が最もよく、以下53年、66年、
59年となる。66年録音はよく聴いたレコードだったので、今回
こんなに違和感を感じるとは思わなかった。


ボールトはビーチャム、バルビローリの陰に隠れ、彼らの没後、
70年代に注目された感がある。確かに米ウエストミンスターや
英デッカをはじめ多くのレーベルに録音し、ヘンデルのメサイヤ
等の名演を残したが、やはり彼らと比べると人気は今ひとつ。

今ボールトのCDがどれほど発売されているのかは知らないが、
奇を衒わず、肩の力の抜けたさりげない指揮で地味ながら滋味
に溢れ、エルガーやヴォーン・ウィリアムズといった英国音楽
だけでなく、ブラームスやワーグナーといったところも是非聴
いて頂きたい。


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