2010年11月11日

深い愛情 〜フルトヴェングラー/ベートーヴェン:交響曲第5番

 
昨日のブログでカラヤンの演奏を”希望の光”と称したが、今日
は、もう一人の大好きな指揮者について。

〜 ALP1195j.jpg
フルトヴェングラー/ベートーヴェン:交響曲第5番
英HMV ALP1195

このレコードについては以前にも書いたので重複するけど、今
の心境で聴いた感想を述べてみたい。

この演奏を初めて聴いたのは今から約30年前。

今やすっかり不純なメタボオヤジになってしまったが、このレ
コードを一度聴けば、たちまちタイムスリップし、純粋な頃の
音楽少年に戻ることが出来る。

モノラルは音が悪いとレコード屋のおじさんに言われながらも
安さに惹かれて買った一枚のレコード。

その後、輸入盤から初期盤へと奥深い世界を知り、同じ演奏の
レコードを買い換えること数回。

音が良くなる喜びは言わずもがなで、その度に狂喜乱舞し、その
音楽をより深く理解した気になっていた。

納得のいく音のレコードを手に入れたが、手に入れて初めて分
かってくるのが、どんなレコードからでもその演奏の偉大さは
十分伝わっていたということ。

確かに初期盤の音の素晴らしさは格別なものがあるし、再発盤
の薄い音では音楽を歪め、同じ演奏なのに別物に聴こえること
もある。

それでも、フルトヴェングラーの作り出す音楽の深さの前では
五十歩百歩、大した差ではないと今なら言える。

フルトヴェングラーの指揮からはフレッシュさはあまり感じられ
ないけど、内に秘めた情熱とか、強い信念、あるいは血生臭さ
といったものまでが、ひしひしと伝わってくる。

そして、そのとてつもないエネルギーが自分の内からフツフツ
と湧き上がってくるのを感じる。

人は弱い生き物で、一人では生きてはいけない。

しかし、”三本の矢”のように協力しあうことで困難を克服する力
を持つことを我々は知っている。

だからこそ、人を愛し、家庭を持ち、社会の中で助け合って生
きている。

人の一面を見てキライになることは簡単だが、自分を正当化す
るあまり結局は孤立し、一人では生きていけない自分の弱さ、
無能さに気づくことになるだろう。

人はいくつもの面(顔)を持っている。

「ソトヅラがいい」とはあまりいい意味では使われないが、逆に
いえば、いい面を持っているってことになる。

人を嫌うのは個人の自由だが、悪口の中でもその人を褒めてい
るということ、と同時に自分自身を責めているということを知って
欲しい。

いくつもの悪い面の裏側には必ず良い面を持っているのが人間
なのだから、悪い面を論う暇があるなら、その人の良い面を見
つけることに時間を割けばいい。

他人と笑顔で話せるなら、そばにいる大切な人にもっと笑顔で
接することぐらい出来るでしょう。

人を攻めて生きる人生と、人を褒めて生きる人生。

どちらが幸せと感じるのかはその人次第。

音楽も同様で、いつもそばにいて欲しい大切な存在だけど、未
だ好きになれない曲もある。しかし、これは別ないい面を見つ
けられていないだけだと思うようにしている。

余計なことを長々と書いたが、フルトヴェングラーの深い愛情
に満ちた演奏に包まれていると、自然とこんなことまで考えて
しまう。

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posted by メタボパパ at 22:12| Comment(4) | TrackBack(0) | レコード紹介:A〜D | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月10日

運命の出会い 〜カラヤン/ベートーヴェン:交響曲第5番


現在過食中のベートーヴェン:交響曲第5番。

クラシックに興味のない人でも知っている有名曲だが、決して
飽きることのない名曲でもある。

中古レコードを収集していると、中には不思議なレコードに当
たることがよくある。

例えばブログ村に参加していらっしゃるkaorin27さんがご紹介
されたようにジャケットは仏盤なのに、レコードは英盤とか。

今回紹介するレコードもそんな一枚。

〜 33FCX107.jpg
カラヤン/ベートーヴェン:交響曲第5番
仏コロンビア 33FCX107

ジャケットはウィーン・フィルとの48年録音盤なのだが、レコ
ードはフィルハーモニアとの54録音盤になっている。

〜 33FCX454-L.jpg
仏コロンビア 33FCX454

このジャケットの天空を駆け巡る馬車に乗った勇者のデザイン
が気に入り、いわゆるジャケ買いしたのだが、レコードを聴い
て、いい買い物をしたとニヤニヤしていた。

モノラル時代のカラヤンはもぎたての果実のようにフレッシュ
で、音楽が生き生きと躍動し、若い生命力を感じる。

聴いていると”希望の光”が浮かんでくる。

しばらくして、アレ? ジャケットとレコードの番号が違う!と
気づき、ジャケットのウィーン・フィルとの演奏はどうなのか
が、気になりだした。

ようやく手に入れた英盤(33CX1004)はヌケが悪く、演奏
としてもフィルハーモニアの方が私好みだったので、ジャケット
とレコードは違うけど、最良の組み合わせであった。

どういう経緯でこんなことになったのか知る由もないが、この
素晴らしい演奏と録音のレコードと美しいジャケットが運命的
に出会い、結ばれたのだと思いたい。

素敵なご夫婦と同じように。

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2010年11月09日

拒食症と過食症 〜E.クライバー/ベートーヴェン:交響曲第5番


先日、TVで拒食症と過食症についてやっていた。

 最近、太ったんじゃない?

という何気ない一言から拒食症になり、ちょっとした安心感か
ら一口食べたら止まらなくなって過食症に転じ、以来拒食と過
食を繰り返した方の話だったが、これって音楽を聴く場合と似
ているような気がした。

最近、音楽を聴く時間がめっきり減った。 その最たる要因は
日曜会。

飲んだ日はブログにアップできないし、日曜会以外の日もお酒
が残っているのか、他の方のブログを見に行ってはいるものの、
コメントを残す元気がない。

日曜会は毎週やって、時には週2回。しかも子供たちがお泊り
しているから翌日もいるので、オーディオルームが長時間占拠
されていることになる。

日曜会は楽しいからそれはそれでいいのだが、音楽を聴かない
(拒食状態)でいると禁断症状のように聴きたくなってくる。

その一方でレコード棚の前で気が重くなり次に何を選ぶか迷う
日もある。

こんな日は無理に聴かないで、運動したり、絵を見たりと音楽
以外の好きなことをして、気分転換をすることが大切。

時が経てば何事も無かったかのようにまた自然に聴くことにな
るからだ。

禁断状態の中、無性に聴きたくなったのはベートーヴェン。特
にその中でも交響曲第5番が聴きたくなった。

〜 LXT2851.jpg
E.クライバー/ベートーヴェン:交響曲第5番
英デッカ LXT2851

クライバーの「運命」といえば息子カルロスの第5番もファン
が多いが、私はオヤジの方がより音楽が生き生きしているよう
に感じられるので好き。

モノラル時代の英デッカの録音技術の高さをまざまざと見せつ
ける鮮やかな音がこれまた素晴らしい。

このレコードを聴いて、過食状態のスイッチが入ったようで、
現在ベートーヴェンの交響曲第5番を集中して聴いている。

拒食症と過食症、精神状態と深く結びついているらしいが、そ
んなところも音楽を聴くのと似ている気がする。

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