2010年11月21日

表と裏 〜カラヤン/ブルックナー:交響曲第8番


表と裏というと、裏口入学の例えのように裏の方が悪い意味で
使われることが多い。

また、表はウソで、裏が真実という意味も併せ持っている。

”おもてなし”とは持て成すの丁寧語で、ご馳走するとか歓待す
るという意味だが、これを”表無し”と書いて、うわべだけでなく、
裏の心の底から歓待する意という方がピッタリくる気がする。

これを思いついたとき、

 うまいこというじゃん!

と自分で自分を褒めたくなった。

レコードにあってCDにないのがこの表と裏。

クラシック音楽の場合、後半にクライマックスを迎えることが
多く、つまり裏面の方が盛り上がる。

裏が真実の姿だとすると、レコードはとってもいいヤツという
ことになる。

前にブログで書いた気がするけど、レコードにはA面とB面が
あり、その次にくるのがCDなので、CDはレコードを超える
ことが出来ないという話を聞いたか読んだことがある。

笑い話とはいえ、少々出来すぎなような。

でも待てよ。CDのレーベル面をA面とするとビットが刻まれ
た方がB面になり、CDの音楽を刻んだ面は全て裏面。という
ことはCDの方が”おもてなし”の精神が色濃いことになる。

ということはどちらもいいヤツなのかな。

〜 STC90972-3j.jpg
カラヤン/ブルックナー:交響曲第8番
独エレクトローラ STC 90 972 / 73

このジャケット、背景はただ単にABC...と並んでいるだ
けなのに、少し強調するだけでAnton BrucknerのAとB並び
に8を意識させ、さらにレコードのA面、B面まで連想させる
デザインがいい。

カラヤンはステレオ時代にこの曲を3回は録音していて、その
中ではきわめて真面目に再現しようとしているように感じるが、
そこにチャーミングな輝きが散りばめられ、センスがいい。

もっと熱い演奏を望むなら、44年録音のワルター協会盤がお薦
めだが、第4楽章しかないのが残念。(CDは第2〜4楽章で出
ているが、全曲はない)

また、ウィーン・フィルとのゆとりのある落ち着いた演奏もこれ
また捨て難い。

これらの演奏についてはまた別の機会に。

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posted by メタボパパ at 21:23| Comment(4) | TrackBack(0) | レコード紹介:A〜D | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月15日

人を好きになるのに理由がないのに、キライになるのに理由がいるのはなぜ? 〜カラヤン/ブルックナー:交響曲第7番


末娘がよく、

 ねぇ、お父さんはどうしてお母さんと結婚したの?

と聞くので、

 大好きだったからだよ。

と言うようにしているのだが、

 どうして好きになったの?

と突っ込んで聞かれると、答えに窮してしまう。

もっとも、娘の質問の真意は、

 どうしてお父さんは王女様と結婚しなかったのか?
 もし、王女様と結婚していたら、私はお姫様だったのに。

という程度なので、さほど真剣に答える必要もないのだが。

娘の問いをほったらかして考えたのは、

 人を好きになるのに特に理由はないよな〜。
 なのに、人をキライになる時はどうしてその理由があるのか。
 理由なんて本当はないんじゃないの?

ということ。

やさしくない、セコい、細かい、グータラ、間違いを認めない、
威張っている...色々あるのでしょうけど、あえてそんなこ
とを言う必要があるのでしょうか?

何だか別の理由があるように思える。

それは心のどこかに好きという感情が潜在的に残っていて、ど
んなに大嫌い!と思っていても、その気持ちが揺らいでしまう
ので、それを振り払うために理由をつけているだけなのではな
いだろうか。

もしくは自分自身を納得させるためであったり、自分の非を認
めたくないからそれを誤魔化すための手段なのかも知れない。

と考えると、嫌われた方は言われるほど悪くないのではないか
と思うし、そんな知り合いが何人かいるが実際いい人である。

そのことをキライと主張している方にいくら言っても、決して
心が開かれることはなく、ハタから見ているとどっちが意固地
なのかと疑問に思う。

心を閉ざすことによって大切なものを失うことにも気づかない
のではないか とも。

「帝王」と呼ばれたカラヤンも好き嫌いがハッキリ別れるが、私
は好きな指揮者の一人で、特にモノラル時代と、最晩年の時代
がいいと思う。

カラヤンをキライという方々は、目を閉じて指揮する姿とか、
スポーツカーを乗りまわしてカッコつけすぎとか、音楽家では
なく商売人だといった音楽以外の理由が結構多い。

私自身も60年代中盤〜70年代のカラヤンはあまり好きではなく、
それなりに理由もあるつもりだが、結局はみんなが好きというから、
あまのじゃくでキライといっている程度で、上記同様に自分を納得
させるためだけなのかも知れない。

〜 429 226-1.jpg
カラヤン/ブルックナー:交響曲第7番
独グラモフォン 429 226-1

このレコードはカラヤン生涯最後のレコーディングであり、この
演奏を聴けば、「帝王」に君臨し続けた指揮者がどれほど音楽
に対し、真摯に向き合っていたかが分かる気がする。

一度心を閉ざしてしまうと見えるものも見えなくなってしまう。

せっかくの素敵な演奏を、ヘンな偏見で聴く耳持たないのは勿
体ないですよね。

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posted by メタボパパ at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | レコード紹介:A〜D | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月14日

守るべきもの 〜フルトヴェングラー/ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」


歳を取るとともに抱え込む事柄も増え、自分の力で何でも出来る
と思っていた若い頃を懐かしく想う。

最近色々なことが起こったり、多くの方々と腹を割って話すうち
に考え方も少しずつ変化し、何が本当に大切なのかを考えるよ
うになった。

家族は当然その筆頭に挙げるべきものだが、日常生活の中では
どうしても蔑ろにしてしまう。

自分自身を守るために相手を非難したり、裏切ることで自らの
傷を癒すことがある。

あいつは何にも分かっていない。あいつだって同じようなことを
しているのだから と。

本当にそうなのだろうか?

冷静に考えれば、そんなことでは何も解決しないし、何も変わ
らないならまだしも、相手を傷つけたり、自己嫌悪になったり
とむしろマイナスになることの方が多い。

目先の勝ち負けなど些細なこと。勝ったところでタカが知れて
いる。

やられたからやり返すなんて、そんな無意味なことを繰り返す
くらいなら、守るべき家族にもっと目を向けて、家族にとって
何が大切かを熟考し、行動すべきだろう。

同様に自分自身も大事にすべきで、相手に仕返ししたつもりが、
己を傷つけていては本末転倒だし、決して流されたで済む話で
はない。

 平凡で何気ない幸せ。

このことが如何に大切かということに気づくのに40年以上かか
ったが、今なら心からそう思える。

〜 FALP288.jpg
フルトヴェングラー/ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
仏VSM FALP288

このホッコリとしたのどかなジャケットは、やさしく包み込む
ように心を癒し、小さな幸せを守りたいイメージにピッタリ。

英盤を聴いてしまうので、このレコードをあらためて聴くことは
ほとんどないが、ジャケの魅力に負けて売ることも出来ず、
こっそりと眺めては一人贅に入ってる。

みなさんにとって守るべきものは何ですか?

本当にその守るべきものを一番に考え、大切にしていますか?

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