2011年05月06日

リン マジックLP12のセッティング(その6)

 
アームの高さを合わせると、ほぼ終了したも同然なのですが、リン マジックLP12には特有の問題がある。

それは、トラッキングエラー。

なぜなら、トーンアームの9ccの実行長がリンの純正アームより1mm長く、そのままではオーバーハングが合わない。

実行長が長くても、カートリッジを前後にスライドさせることによって、通常は合わせることが出来る(これがオーバーハングの調整)が、カートリッジがアディクトの場合、上部にピンが出ているので、後ろに下げられず、オーバーハングを合わせられない。

〜 写真B.jpg

じゃぁどうすんのよ!ってことになるのだけど、少しでも改善するために、アームを向かって右側(外側)に寄せて取付け、その差分を稼ぐ。(実質、そんなに寄らないのですが)

これが前回書いた、向かって左奥のネジから締めて、最後に右奥のネジを締めることで実施していることになる。

その上で、トラッキングアングルが0°になるように、カートリッジを若干内振りにする。

〜写真C.jpg

オーバーハングというのは、トラッキングアングルを内周で0°にするための手段なので、アームの実行長が長くて、オーバーハングがズレていても、トラッキングアングルが合っていれば、何の問題もないと思っている。

レコードは外周から内周に進むにつれ、曲率半径が小さく、誤差(角度のズレ)が大きくなり、線速度も遅くなるので音質が悪くなる(ひどいときは歪む)ため、トラッキングアングルは内周で調整したほうがいい。

また、トラッキングエラーには、誤差曲線というものがあって、音溝部の最内周を0°にした場合、再び0°になるポイントが約55mm外側になるので、ここでも0°になっているか確認する。

リンのプロトラクターもポイントがA、Bと2点で調整するようになっているので、この位置に針先を合わせて調整すればいい。

〜写真D.jpg

ちなみに、最内周といっているのは、レコードに音楽が刻まれた中での最も内側という意味なのですが、これまた、曲の長さによって変わってしまうので、何処を最内周とするかは難しいのですが、中心から60mm前後にしているものが多いようです。

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posted by メタボパパ at 22:31| Comment(2) | TrackBack(0) | プレーヤー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メタボパパさん、こんにちわ

トラッキングエラーと言うのは、この形式のアームに本質的にあるものですね。勿論、アームを曲げることによって、多少は良くなっているのだと思いますが。

昔、直線形のアームが平行に動いていくプレーヤーを見たことがあった記憶がありますが、当時の技術ではあまりうまくいかなかったのでしょうね。

現在だと、レーザーを使うものですが、レーザーターンテーブルのプレーヤーは、レーザーが平行移動していくのでしょうから、トラッキングエラーが無いものだと思います。
Posted by matsumo at 2011年05月07日 08:36
matsumoさん こんばんは

コメントありがとうございます。
リニアトラッキングのアームは、オーディオに興味を
持ち始めた頃、テクニクス、ヤマハ、B&O等、かな
りの機種がありましたが、機構的に難しかったのでし
ょうか、見かけなくなりましたね。

今注目のアームはターレスですが、購入は夢のまた夢
です。
Posted by メタボパパ at 2011年05月07日 22:24
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