地震発生時、私は自宅でレコードを聴いていた。
すると聴いたことのない低音が「グォグォグォッー」とスピーカーの奥のほうからこっちに向かってくるのが聴こえてきた。
何だ!故障か!
と思い、針を上げた瞬間、地震が。
生まれて初めて地震を音で聴いた瞬間だった。
そんな感動をよそに、揺れはどんどん大きくなってきて、リンとトーレンスが揺れに揺れたので、慌ててフローティング部を押さえた。
2階で何かが割れた音が聞こえたが、レコードやオーディオ装置の方が大事なので、そのまま地震が収まるのを待った。
するとアンプが「カンッ」といって光が消え、停電したのが分かった。
地震が収まり、水や、ガスを確認したところ、こっちは大丈夫で電気だけが止まっていた。
2階に行くと、奥さんの趣味のブリザードフラワーが下に落ちて花器が割れていたが、他は大丈夫だったので、それはほっといて外に出てみると、ご近所さんも出てきていた。
瓦が落ちた気配も、電線が切れている様子もなかったが、信号機が消えていたので、この辺はみんな停電したと分かった。
外出していた奥さんが丁度帰ってきたので、驚かせようと部屋の中で倒れていたのだが、ご近所さんと話をした挙句、玄関から
ベランダの洗濯物取り込んどいて!
私、子供たちを迎えに行って来る!
と出て行かれ、熱演が徒労に終わった上、余震の中、ベランダの洗濯物を取り込むハメに。
近所でも屋根の瓦が落ちたりといった被害があったが、聞いている範囲では、けが人がなかったのが不幸中の幸い。
子供たちも一斉下校で、親が帰っていない子供たちを引き取り、私設託児所となり、ドッジボールをしたりして、迎えに来るまで遊んでいた。
停電はしたが、水道とガスは使えたので、懐中電灯を照らしながら夕食を食べていると、日曜会メンバーのご家族がお酒と、おつまみを持ってやってきた。
しばらくすると他のメンバーも来て、ちょっとした避難所に。
停電となると、エアコンはもちろん、ファンヒーター等も使えず、昔の石油ストーブが恋しくなった。
結局、3家族計13人+ワンちゃん1匹で大人は酒を飲み、子供はDSをやりながら身体を寄せ合い暖をとった。
人の温かさとお酒の偉大さを知った一晩となった。
そして、電気が世の中を照らさないと、こんなにも星がきれいに見えるということを知った。
翌日、電気が復旧し、TVを見て初めて被害の大きさを知り、笑いながら酒を飲んで、ちょっとしたサバイバル気分でいた自分を恥ずかしく思った。
今も水が出にくく、給水車が来ているが、この辺は何とかなりそう。
それよりも、もっと大きな被害に遭われた方々の心情を察すると...
一人でも多くの方々に笑顔が戻ることを切に願う。
にほんブログ村のピュアオーディオとクラシック鑑賞に参加しています。
素敵なブログが沢山あります。 よろしければ覗いてみてください。
人気ブログランキングにも参加しています。
こちらにも素敵なブログが沢山ありますので覗いてみてください。
音楽ブログランキングにも参加しています。
重複するブログもありますが、こちらも覗いてみてください。


