2010年05月13日

仏、独聴き比べ 〜 カラヤン/モーツァルト:フィガロの結婚


週末から続いている仏盤の見直し(聴き直し)。

本日はカラヤン/モーツァルト:フィガロの結婚。

このレコードも英、独と購入し、独盤が最も良く、英盤の音が
今ひとつでジャケも共通ジャケだったこともあって、こっちは
引越しのときに売ってしまった。

その独盤も最初に買った共通ジャケに入ったバラ三枚組は音が
こもり気味で、次に買った本盤が素晴らしく、スタンパーによ
る差なのかと漠然と思っていた。

仏盤はその後購入し、高域寄りの音だったので1回聴いてあと
はレコード棚の肥やしと化していた。もし、ジャケットが共通
ジャケだったらとっくに売っていたと思う。

仏独フィガロ.jpg
左から仏盤:FCX174−6、独盤:WCX1007−9

仏盤から聴くと、フルトヴェングラーのベートーヴェン:第九
やカラヤンのモーツァルト:魔笛と同様にピラミッドバランス
で安定し、ヌケがいいので聴いていて気持ちいい。

冒頭のベッドのサイズをウキウキしながら測る心理状態が、そ
の音楽から伝わってくるし、カラヤンの指揮もその雰囲気にピ
ッタリ合っている。

ところが、独盤では低域が過多で奥の方でモゴモゴし、針先に
ホコリを付けたまま再生したみたいだし、ターンテーブルの回
転数が遅くなった感じで何だか暗くて重い。

 何で?

とこっちが聞きたくなるほど、今までの印象と異なる。

先の冒頭のシーンも、夫婦喧嘩した後の寝室に入るような気ま
ずさを感じるほど、楽しさが消えうせていて、

 棺桶のサイズを測ってんじゃねーぞ!

と野次の一つでも聴こえてきそうな感じ。

ただ仏盤も盤質の悪さがやや目立ち、タンノイオートグラフで
は気にならなかったのにB&Wマトリックス801Vではチト
気になる。

周波数特性で100Hz以下に谷があったのは、ステレオサウンド誌
の取材で明らかになっているが、それを独盤の音が補っていた
のだろうか? 本当にそれが効いてるの? と疑問に思ったので
グライコをパスして仏、独盤をそれぞれ聴いてみた。

合点がいくというべきか、昔の印象がありありと目の前に提示さ
れる。全体的に薄っぺらな音になり、なるほどこの音で聴くと独
盤を選び、仏盤を外す気持ちがよく分かるし、その選択は間違い
なかったことも確認できた。

ただ、現在の音とグライコ導入以前の音では、明らかに今の方が
厚みがあり、この落ち着きのあるしっとりとした質感を手放す気
にはならない。ノイズでさえドスがきいて重量感があり、尾を引
かない。

レコードをいい音で聴くために色々やってきた結果、レコードの
選択が変わるということに何だか本末転倒な気がする。


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posted by メタボパパ at 00:01| Comment(2) | TrackBack(0) | レコード紹介:J〜M | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
メタボパパさん
こんばんは!

いつもコメントありがとうございます。
LPレコード何十年もレコ棚で眠っています。
現世で果たして聴けるのか、トホホです。

ポチして帰ります。♪
Posted by のり2 at 2010年05月13日 17:52
のり2さん こんばんは

パッケージソフトばかり聴いているので、最近の状況が把握できていません。でも、他の方のブログを拝見させていただいていると何となく分かったような気になります。
本当は、聴かなきゃいけないんですけど。なかなか出来ずにいます。
Posted by メタボパパ at 2010年05月14日 00:25
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