2010年07月24日

ピッチを調整してみると(その2) 〜 フルトヴェングラー/ベートヴェン:交響曲第3番「ウラニアのエロイカ」


ウラニアのエロイカはピッチが高く、レコード再生の際、ターン
テーブルの回転数を遅くする必要があって、CDとレコードを
切り替えながら回転数を調整していくと、今までこの辺かな?
と思っていたスピードが大分早かったと昨日書いた。

〜 URLP7095j.jpg
フルトヴェングラー・ベートヴェン:交響曲第3番「英雄」
米ウラニア URLP7095

さて、その速度を調整した状態で改めて聴き直すと印象が全く
異なることに驚いた。

1940年代のフルトヴェングラーのイメージは熱っぽく推進力の
高いグイグイ来る演奏だと思っていたが、このウラニアのエロ
イカを聴くとむしろゆったりとした印象で、わずかなテンポの
違いがこんなにも演奏を変えるのかと驚いた。

今までこのウラニアのエロイカはフルトヴェングラーの怒りの
ようなものが表に出た演奏だと思っていたが、もっと深い内に
秘めた怒り、それ以上に大きな哀しみが根底に流れているよう
に感じる。

この演奏を聴いていたら、この曲を聴いて戦争に赴くドイツ青
年の姿、胸の中が痛いほど分かった。 と同時にこの青年達を
送り出す立場のフルトヴェングラーの胸中とその演奏をしてい
る姿も。

こういう聴き方は不純だし、誤解を招き、危険なことかも知れ
ないし、戦争はおろか東京オリンピックでさえ生まれていなか
った私に戦争の悲惨さの何が分かるか!とお叱りを受けるか
も知れない。

が、そう聴こえ、そう見えて、共感したのも事実。

本当にこのレコード(演奏)を我々が聴いていていいのだろうか?
フルトヴェングラーが販売中止を訴えたのは実はこの点にある
のではないだろうか?

ふとそんな気がした。


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posted by メタボパパ at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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