2010年06月18日

紙の楽器

 
ステレオサウンド誌175号が発売された。

SS175.jpg

私はほとんどクラシックしか聴かないので、ジャズのことはか
らっきし分からないのだが、ジャズ喫茶「ベイシー」の店主
菅原正二さんの「聴く鏡」が大好きで、ステレオサウンドを買う
と毎回必ずこの記事から読み始める。

今回の記事の中で

 「紙」でトランペットやピアノ等の楽器を作れないのに
 スピーカーのコーン紙だけは、あらゆる楽器の音、人の
 声を、本物そっくりに平気で吐き出す。

といったことを書かれていて、

 ホントだー!何で今まで気づかなかったんだろう

と思った。

スピーカーの開発者の方からしたら、素人が単純に比べていい
悪いというのが申し訳ないくらいの苦労をされていると思うが、
スピーカーは簡単に言えば電線を巻きつけて電気を通すことに
よって、紙(その他色々な素材も使っているけど)が前後して
いるだけなのに、何度聴いてもヴァイオリンはヴァイオリンの
音色を聴かせるし、個々の楽器が奥行きを伴って定位する。

別に高級オーディオの話ではなく、TVの内臓スピーカーだっ
て、キムタクの声を聞けばキムタクだと見なくても分かるし、
風邪ぎみのアナウンサーの声がいつもと違うことだって容易に
気がつく。

これって、よくよく考えれば不思議な話だし、理屈を何となく
理解していても、謎。

子供の頃、TVを見ていてこの中の人たちは何処から来るのか?
とか、仮面ライダーの怪人がこっちに出てこないのかと心配し
たりしたが、疑問としてはスピーカーの方が数段上。

音楽を聴きながらスピーカーをじっと見つめても、動いている
気配さえ見せず、何処吹く風で平然としている。

しかも、いつもの試聴位置に座ると、ステージが現れ、様々な
楽器が明らかにそこにいる。

その昔、初期盤の師匠の息子さん(当時3才)が、弦楽四重奏
を聴きながら「ヴァイオリン、チェロ...」と指差していたし、
うちの子供もオペラを聴きながら「あっ、歩いてる」と言った
こともある。そう、子供にだって簡単に聴き分けられるのです。

スピーカーってやっぱり不思議。

オーディオでCDを再生する場合、CDの溝をレーザーで読み
取り、デジタル信号をアナログの電気信号に変え、複雑な回路
で増幅し、と難しいことを色々やった上で、ようやくスピーカー
に送り込むのに最後は紙がパタパタするだけって結構笑える。

そこに情熱を傾けることにまたロマンを感じるのだけど。


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posted by メタボパパ at 00:00| Comment(4) | TrackBack(1) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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