2010年06月26日

天衣無縫なセンス 〜 フランソワ/ショパン:ピアノ曲集

 
天衣無縫とは天女の衣服には縫い目のような人の手が施されて
いないとの意で、人工的な感じが皆無で、技巧が鼻につかず、
自然に流れる様をいう。

フランソワは他の演奏家とは同一に語れない独特なもので、あ
る意味超人工的で非常に個性的な演奏であり、天衣無縫とは対
極な演奏なのかも知れない。

人工的というと悪い意味に取りがちだが、作曲にせよ、演奏、
楽器、オーディオにせよみんな人の手によって創られたもの。
超人工的なフランソワの演奏が悪かろうはずがない。

フランソワは気分屋で、気分が乗らないときの演奏はボロボロ、
演奏の出来不出来の差が大きかったらしいが、レコードからも
分かる気がする。

〜 C059-78046.jpg
フランソワ/ショパン:ピアノ曲集
仏パテ C059−78046

残された演奏は何れも素晴らしいものだが、ここまで自由奔放
に演奏していると、きっとムラが大きく、ツボにはまらないときは
二進も三進もいかなくなると思うからだ。

レコードを聴いていると、フランソワが色々やっていることに
気が付くが、一歩ひいて全体像を見渡すように演奏を聴いてい
ると、何ともチャーミングな魅力にいつもやられてしまう。

その演奏は矛盾するようだが、まさに天衣無縫で、超人工的と
は結局のところ人を超えた次元に位置するからか、人の手によ
る感じがしない。

悩ましいのはフランソワのステレオレコードは何がオリジナル
なのかよく分からないものが多く、しかも見かけたレコードは
何れも高価なこと。


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2010年06月25日

未開のレーベル:蘭フィリップス 〜 ハスキル/モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番


昨日、本演奏の米エピック盤を紹介したが、このレコード、音が
よろしくない。

もともとエピック・レコードは米コロムビアが蘭フィリップスの
クラシック音源を販売するために設立したレーベルで、少ない
経験だが、残念ながら音質は寂しいものばかりで”音のいい”
レコードに当たったことがない。

蘭フィリップスはもの凄い録音もあるが、何だかナーって録音
もあって評価が定まらない。また、何がオリジナルレーベルな
のかもよく分かっていない。

基本的にアズキ色に銀文字でざらついた表面、ステレオ盤なら
さらに”HI-FI STEREO”と入っているものが”音がいい”確率が
高いのでこの辺を集めているが、実際のところ何番から何番が
このレーベルという答えを是非とも知りたい。

〜 A00259L.jpg
ハスキル/モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番
蘭フィリップス A00259L

この蘭フィリップス盤はヌケがよく、音に躍動感があってとても
同じ録音とは思えない。

ハスキルのタッチは瑞々しく、深い森の中を流れる沢の水の如
く、爽やかな味わいが心の襞の隅々まで浸透してくる。

モーツァルトは子供のような純粋で無垢な心で弾かないと、心
に響かないと言われるが、ハスキルの演奏を聴くといつもこの
言葉を思い出す。


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2010年06月24日

大阪のおばちゃんちゃいまっせ! 〜 ハスキル/モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番

 
綾戸智恵を聴いたのは10年以上前のことで、知人が持って来て
くれたDVD−A盤だ。

ステレオサウンドの試聴盤に使われているのを目にし、もっと
若い方だと勝手に思い込んでいたので、顔をちゃんと見たとき、
アラ?って思ったけど、その声、音楽を聴いて圧倒され、何が
ジャズっぽいのかよく分からないものの、何故かこれぞジャズ
と納得した。

当時は今ほどの知名度もなく、しゃべりを聞くと大阪のおばち
ゃんなのだが、歌が始まると雰囲気が一変し、そこがジャズで
満たされた。

このレコード、ここ最近のレコード棚の整理で見つけたもの。

〜 LC3162.jpg
ハスキル/モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番
米エピック LC3162

このジャケットを見て、ハスキルが綾戸智恵に見えた。

カラオケで自分と似た顔の人の歌を歌うと無理がなく、うまく
歌えると聞いたことがあるが、ハスキルと綾戸智恵の両者とも
聴き手を惹き込む力は似ている気がする。

特にこの曲の場合、冒頭からピアノがオケと対話するかのよう
に飛び出すので、ハスキルの魅力満載でどんどん惹き込まれて
しまう。

第2楽章の重苦しくて悲しげなオケに乗って登場するピアノの
音色も心に染み渡る。

第3楽章のモーツァルトらしい、明るく、美しく、哀しいくらいの
華麗な旋律も、ハスキルの演奏で聴くと

 そうそう。この感じ。

って思えるほど、ピタッとくる。

と、ハスキルには大満足なこのレコードの難点は、音が寂しく、
蘭フィリップス盤の魅力に到底敵わないこと。

これ、レコードとしては致命的。


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