2010年05月19日

米コロムビアのレーベル変遷(その1)

 
米コロムビアは1888年、ノース・アメリカン・フォノグラフ
の子会社コロムビア・フォノグラフとして創立され、1906年、
社名をコロムビア・グラフォフォンと改称。

ややこしいのはコロンビア系(米コロムビア、英コロンビア)
は「グラフォフォン」。グラモフォン系(英HMV、DGG)
は「グラモフォン」と蓄音機の名称も似ているし、EMIは
英コロンビアと英HMVの合併会社。

合併したり、提携したり、別れたりとレコード会社はドロドロ
した人間関係を見ているよう。

有名なニッパー君も、グラモフォンの登録商標なのに米RCA
と英HMVが使用し、DGGはイエローチューリップレーベル。
(LP時代の話です。)

今回の米コロムビアは6目とか、6eye(シックスアイ)と呼ば
れ、グレー地に、黒と白の三色の地味な組み合わせで美しさか
らは程遠い。


6iMS6008-M2S601.jpg
1、6目(MS6008:M2S−601)

MS6001〜6350までがこのレーベルといわれ、6349
までは確認している。

そのサウンドはしっとりとした濡れた弦が艶を伴ってさわやか
に広がり、澄んだ空気感がある。 響きが厚く、重厚感がある
のに、重く引きずる感じがしない。

中には、弦の音色がやや乾いた感じのレコードもあって、6目
全てが両手を広げて賞賛できる訳ではない点は注意が必要。

M2Sとは2枚組のレコードにつけられる別ナンバーで、これ
はこれで通し番号が付く。(3枚組はM3S)


同じデザインで12時の位置にある矢印の中にCBSと入ってい
るものがある。

6i MS6219-6i.jpg
2.6目CBS(MS6219)

1961〜62年に使われたようで、初期のスタンパーで、CBSの
入っているものを見たことがない。だから本盤も2ndレーベ
ルになると思う。しかし、あまりCBSロゴの有無が気にされ
ている感じはない。

この放送局のCBSはもともと米コロムビアが1927年に設立し
たものだが、1938年にその子会社に買収され、米コロムビアは
CBSの傘下に入る。

だから1948年のLP発売時点ですでにCBSの傘下にいたので、
如何なる理由で”CBS入り”が出来たのかは詳細不明。
(詳細をご存知の方、コメントをお願いします)


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posted by メタボパパ at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | レーベル 米COLUMBIA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

R・シュトラウスを聴いてみよう!2 〜 メータ:ツァラトゥストラはかく語りき

 
R・シュトラウスの苦手を克服し、その魅力を感じられるように
”ツァラトゥストラはかく語りき”を今日も続けて聴いた。

何度か聴いていくうちに、ワルツっぽい感じの部分に何となく
”いい”と思える旋律が出てきたし、

 弦、美しーッ 

って感じも、ここかな?って思えるくらいになった。

しかし、美しい旋律があるのにその旋律を壊すいじわるな音が
表れて邪魔をするので、今ひとつ音楽に没頭できない。

例えは悪いが、バイキングにいって食べたいものみんな乗せち
ゃいました!てな感じで、淡白な白身魚とてりやきハンバーグ
を一緒に食べているような、ハーモニーを阻害する感じがする。

混沌としているので、もう少し装飾をやめてくれたら所々現れ
る美しいハーモニーがクローズアップされると思うのだが、そ
の一方で、実は雑多な中にある美しい一輪の花のように、混沌
としているがゆえにその美しさを際立たせているのではないか
とも思ってみたりする。

こんな印象を持つのは私自身がまだ理解していないからかも知
れないし、メータの指揮や英デッカの録音がそう感じさせるの
かもしれない。(このレコード、鮮度が高いがティンパニが前
に出すぎだったりして定位が不自然)

SXL6379-ED3.jpg
メータ/R・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
英デッカ SXL6379

この曲にはこの演奏がお薦めっていうのがありましたら、是非
コメントをお願いします。

R・シュトラウスはまだその美しさを教えてくれないけど、あの
作曲家は嫌いとかいって聴かない人生と、あれもこれも大好
きって何でも聴いちゃう人生なら、私は後者になりたい。

通俗曲なんて言葉があるけど、優しい曲でも、難解な曲でも、
どんな曲であれ自分の琴線に触れる曲なら、それは紛れもない
名曲。繰り返し聴くことで人目を気にすることなく一曲でも多く
自分の名曲を持ちたいと思う。


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posted by メタボパパ at 00:05| Comment(6) | TrackBack(0) | レコード紹介:S〜V | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月17日

R・シュトラウスを聴いてみよう! 〜 メータ:ツァラトゥストラはかく語りき

 
何度か聴いてはみたものの、どうしても好きになれない作曲家
がいて、私にとってR・シュトラウスとストラヴィンスキーが
これに当たる。(ほかにもいるけど)

爆音!!クラシック突撃隊♪ブログの隊長さんにマーラーは好
きだけど、R・シュトラウスは苦手で、お薦めを!とお願いし
たところ、わがままにお付き合いくださり、色々とご紹介頂き
ました。

ここまでして下さったのに、

 あっそうですか、分かりました。

だけでは、義理も人情もへったくれもありゃしない寂しい世の
中じゃあーりませんか。

その聴きどころは

 弦、美しーッ 

って感じと 

 弦・うにょんうにょん感

なのだそうで、この感じにウンウンと頷けるようになったら、
R・シュトラウスの音楽の扉を開いたことになるようで、ここ
まではひたすら聴き続けることが大切。

そもそもクラシック音楽鑑賞愛好家が少ないのは、分かりにく
い音楽が多く、1回ですぐ好きにならない隠れた名曲が多いか
らだ。

繰り返し聴くうちに石ころのようだった曲が磨かれ、ある日、
突然ダイヤのように光り輝いてくる。その美しさに気づいたと
き、初めて自分にとっての名曲になるのだと思う。

私にとって、バッハのマタイ受難曲がまさにそういう曲で、何
度も対訳を見ながら必死になって追いかけて聴いていた頃のこ
とを思い出す。結局対訳を見なくなってから初めてその素晴ら
しさに気づいたのだが。


隊長さんの1番好きなR・シュトラウスの曲は、

 ”アルプス交響曲” と ”ブルレスケ”

なのだそうで、”ブルレスケ”を知らない私のような初心者に
は入門編として

 ”ツァラトゥストラはかく語りき” と ”ドン・ファン”
 ”ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら”

の1枚をご推薦下さいました。

そこで、今回は”ツァラトゥストラはかく語りき”を手持ち
のレコードから聴いてみようと思います。

レコード棚を探すと、一軍には当然のことながら入っておら
ず、二軍の棚から抜き取った。(持っているのは知ってまし
たよ。)

SXL6379j.jpg
メータ/R・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
英デッカ SXL6379

この曲、カラヤンが英EMIを離れて英デッカに移籍した際、
最初に録音を切望し、その録音の約7年後にキューブリック
の「2001年宇宙の旅」に採用され有名になったが、英デ
ッカはカラヤンの名や社名を伏せることを条件とし、その結
果テロップに載らず、他社が便乗し一斉にこの曲を出して大
儲けしたため、カラヤンが激怒したのは有名な話。

今回はメータ盤を聴いたが、この曲のオルガンを聴くとどう
してもカラヤン盤の録音時のカルショウの苦労話を思い出し
てしまう。

この時点ですでに純粋に音楽を聴いていないのだが...

さて真面目に冒頭から聴き始めると、すぐに息子が反応し、

 これいいじゃん! 何かドキドキするよ。

と言っていた。

しかし、メタボパパにその扉は開かず、心にはまだ響かない
ものの、有名な冒頭のあとのメロディがグッと来るものがあ
ったのも事実。

もう少し聴き続けてみようと思う。


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posted by メタボパパ at 00:30| Comment(8) | TrackBack(0) | レコード紹介:S〜V | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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