2010年03月14日

4チャンネル(その2)


昨日、AVの規格の乱立、短命さが4チャンネルの失敗と同様
で、本気になれない。本気で取り組ませるには長期間の成熟と、
より美しいものへ磨きをかけることが必要といった。

もう1点大切なことがあって、それは互換性。

 規格が変わりました。もう使えません。

では、話にならない。

幸か不幸か、SACDはCDとのハイブリッドでSACDが短
命に終わったとしてもCDとして生き残る。

4チャンネルのレコードと同じように。

4チャンネルのレコードは、大きくわけてディスクリート方式
とマトリックス方式になる。

ディスクリート方式(CD−4)は1970年に日本ビクターが開
発し、左右ごとの前後信号の和の可聴帯域成分と、前後チャン
ネルの信号の差分をFM変調(周波数を30KHz前後に上げる)
した信号をレコードに刻む方式で、通常のステレオレコードよ
りも細かい音溝の凹凸がある。このため再生するには50KHzま
再生し、針先の曲率半径が小さいカートリッジ(シバタ針等)
が必要となる。

レコードとしては小澤征爾指揮、ストラヴィンスキー:火の鳥
やペトルーシュカ等があるようだが、私は持っていないので、
通常の2チャンネルで聴いて問題がないのかは不明。

マトリックス方式は4チャンネルの入力信号を混合して録音し、
再生時に混合されて記録された信号から各チャンネルを分離し
て再生するが、レコードの溝そのものの細かさは従来のレコー
ドと変わらないので、通常の2チャンネル用の再生針や装置で
再生してもレコードの溝を損傷する心配がない。

マトリックス方式をさらに細かく分類できるが、あまり知らな
いので代表としてSQ(CBS)を挙げておく。

SQ.jpg
マトリックス(SQ)方式のマーク:英EMI ASDレーベル

理論的にはディスクリート方式の方が相互干渉せず、有利だと
思うが、何れの方式にせよ針先の振動で分離するには機械的に
無理があると思う。

マトリックス方式で刻まれたレコードは2チャンネル用として
我が家でも現存しているし愛聴している。

特に英EMIのASDレーベルには数多く残されており、これ
らを2チャンネルステレオ再生してなんら問題がないどころか、
優秀録音が多い。

ASD3173j.jpg  ASD3173.jpg
ケンペ/R・シュトラウス:アルプス交響曲
英EMI ASD3173

MQ33508j.jpg  MQ33508.jpg
ブーレーズ/ストラヴィンスキー:火の鳥
米コロムビア MQ33508

やはり互換性って重要だと思います。


現在のサラウンドやマルチチャンネルの礎にはなったのかも知
れないけれど。


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posted by メタボパパ at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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