2009年11月30日

フルトヴェングラーを偲んで


本日(11/30)は、フルトヴェングラーの没後55年に
なる。

クラシック音楽を好きになった頃、TVでシューベルト
の「未完成」を聴いて、レコードが欲しくなり、安かっ
たのと「運命」とのカップリングで、”お買い得”と思
って買ったのがフルトヴェングラーのレコードだった。

フルトヴェングラーの指揮から紡ぎ出される、内面から
湧き上がる力強さ、胸を締めつける美しさに言葉を失い、
心の底から感動し、音楽を聴いて初めて涙がこぼれた。

吹奏楽部の友達が

 指揮者で同じ曲でも全然変わるんだよ。

と言っていた言葉を思い出した。

「運命」があったことから、何だか運命的なものを感じ、

 よし、この人のレコードを集めよう。

とこの時に思ったのを忘れない。


「未完成」より「運命」の方により感銘を受け「第九」、
「英雄」と買い足して、私の中のベートーヴェン像は完
全にフルトヴェングラーによって刷り込まれた。

フルトヴェングラーと言えば、バイロイトの「第九」か
「ウラニアのエロイカ(英雄)」が、有名で、初期盤で
は、高価格で取引がなされている。

私の中では、ワーグナーのトリスタンとイゾルデが最も
フルトヴェングラーの魅力が発揮された演奏だと思う。

ALP1030-35.jpg ALP1030-35-L-3N.jpg
フルトヴェングラー/ワーグナー:トリスタンとイゾルデ
英HMV ALP1030−5

前奏曲から甘美で官能的な音色美しく、弦楽の余韻や、
声楽は奥行き感があり、

 これがモノか?

と思わせるほど立体的で豊か。

本当にステレオ録音だったらと悔やまれる。

フルトヴェングラーへの想いが強かったのか、幸いにし
て手元にやってきたのだが、このレコードを手に入れて
以来、毎年11/30には必ずこの曲を聴くことにしている。

何度聴いても惹きつけられ、私の心を掴んで離すことが
ない。

出来ることなら、一度でいいから生でフルトヴェングラー
の演奏を聴いてみたい想いは、募るばかり。







フルトヴェングラーのワーグナー/「トリスタンとイゾルデ」 英EMI MONO 0805  
英EMI ALP1030-35 6LP MONO オリジナル盤
105,000円

初期盤は非常に高価ですが、それだけ価値のある1品です。








未開封:フルトヴェングラーのワーグナー/「トリスタンとイゾルデ」 独EMI 0813
独EMI 1372906843 4LP 未開封盤 モノラル録音 DMM
17,850円

再発盤になると価格はかなり求めやすくなります。
posted by メタボパパ at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | レコード紹介:W〜Z | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月29日

初オークション出品が終了して

  
本日、初めて出品したレコードのオークションが終了
した。

10組出品し、何と7組もの落札があった。

こんなに落札してもらえるとは思ってもみなかったの
で、ちょっと驚いたし、うれしかった。

先ほど、出品者からの取引連絡を出し終えたところ。

なんか、初めての経験なので、ちょっとドキドキして
しまった。

後は返信を待って、送付先ごとに仕分けし、入金確認
後、商品を送り、評価をしたら完了する。

まだまだ、緊張が続くが、誠意を持って対応して行こ
うと思う。

もし、このブログをお読みになって商品を購入された
方がいらっしゃったら本当に感謝してます。

明日(11/30)は、フルトヴェングラーの命日なので、
出品をそれにちなんでしようと思っていたのだが、試
聴がなかなか進まず、今回売れ残った3組を、再出品
するに留まった。

毎週出品されている方々は、本当にすごいと思う。
どうやって、あの量をこなしているのだろうか?

posted by メタボパパ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | オークション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月27日

タンノイオートグラフの魅力

  
タンノイオートグラフがなぜ、数あるスピーカーの中で今でも
こんなに人気があるのだろうか?

 音がいいからに決まっているだろ!

という声が聞こえてきそうだし、実際いい音で鳴るスピーカー
なのだが、これほど人気になっているのは、やはり五味康祐氏
を抜きにはあり得なかったと思う。

五味康祐氏の書かれた文章に共感し、同時に自分自身がイメー
ジするそのオートグラフの音を聴いている。

実際に五味氏が聴いた音とは異なるのかもしれない。しかし、
読者の方々は自分のイメージするオートグラフの音が魅力的で、
今でもオリジナルのエンクロージュア品が高価格で取引されて
いるのだと思う。

しかし、ティアック製の承認品はまだしも、その他メーカー製
のエンクロージュアまでタンノイオートグラフとして平気で売
られているのはどうかと思うが...

私が、五味氏を知ったのはずっと後のことで、すでにタンノイ
オートグラフの虜になったあとだった。

私が魅力を感じたのはK3808の入ったオートグラフだった
し、使っているのはオリジナルではなく、HPD385Aなの
で、オリジナルエンクロージュアにはあまり興味がない。

しかも、オリジナルエンクロージュアのオートグラフを聴く機
会が2度ほどあったが、うまく鳴らなかったのか、魅力を感じ
なかった。

その後、何度かオートグラフ(モニター・ゴールドやレッド、
ミレニアム)を聴いたが、一度として満足出来るほど、うまく
鳴っている音を聴いたことがない。

ということは、初めて聴いたときと、マークレヴィンソンの組
み合わせ(LNP2L+ML3)で聴いた2回しか、よそでい
い音のオートグラフを聴いたことがないのだ。

その2回の体験がタンノイオートグラフを自分で所有するキッ
カケになったのだから、よっぽど脳裏に焼きついたのだろう。
パッと見て、ピンと来たという感じだ。

以来20年以上(別居中ではあるが)使ってきて、今更その魅
力はどこか?と自問自答しようにも、長く連れ添った奥さんの
ようなもんで、

 ほっとする。安心していられる。落ち着く。

くらいしか思い浮かばない。

ところが、最近オートグラフでモノラル再生を始めてから、改
めて魅力を感じ始めた。それは

 音楽が繋がって流れて、独唱では中央に定位するのは当たり
前だが、その周りのオケの気配が消えず、合奏は面で飛び出
 し、浴びる感じ。

ということです。例えば新しいトールボーイ型のスピーカーは
分解能が高く、SN比もいいし、ポイントの定位は実に見事な
のだが、そのときに他のオケの団員が消える感じがするのです。

音場感でいうと、常にその雰囲気(熱気)がオートグラフでは
感じるのに、他のスピーカーだと、どことなくソロ一人がとり
残されたような、ポツンとした印象を受けるのです。

オートグラフのような古いスピーカーや、初期盤のレコードに
あって、新しいスピーカーやCDでは感じないもの。うまく説
明できないが、その何かが足りないので、オートグラフが最も
魅力あるスピーカーだと思うのかも知れない。

逆に新しい装置だからこそ、出せる音もあるのでしょうが。

posted by メタボパパ at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | スピーカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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